美しき島 コルシカ

魂を揺さぶる歌声 〜 Voce Ventu



魂を揺さぶる歌声 〜 Voce Ventu
コルシカ語でVoce Ventu(ヴォーチェ ウェントゥ)は風の声という意味を持ちます。

ほぼアカペラで歌われる彼らのポリフォニーは、熱く、悲しく、力強い、コルシカ男のセクシーな美声が印象的です。彼らの歌声には、歌詞がわからない私たちの魂をも揺さぶるパワーがあります。


コルシカの伝統音楽ポリフォニーは、古代から伝わる掛け合いの習慣を旋律にのせたものです。例えば、一人の羊飼いがその日の気分を口ずさむと、もう一人の羊飼いはそれに返事を歌い返すなど、日本でいうところの俳句や川柳のように、即興で作られるものでした。


魂を揺さぶる歌声 〜 Voce Ventu
メッセージの内容としては、日常生活を歌ったものや、家族や恋人、故郷への愛を歌ったもの、戦争で失った家族を哀悼するもの、など多様にわたります。今でもこの習慣は根強くコルシカに残っていて、冠婚葬祭、教会での儀式、などではポリフォニーが歌われます。Voce Ventuのようにプロとして活動しているポリフォニーグループもいますが、人が集うと親戚のおじさんや近所の知り合いなど、プロでない人も美しいポリフォニーを歌います。


Voce Ventuは、優秀なポリフォニー歌手の中でもさらに才能と技量に溢れた、個性溢れるメンバーで構成されています。メンバーが集まれば惜しげもなく所かまわず歌いだし、歌うことは呼吸することと同じくらい普通のことと言います。常に体中から溢れてくるエネルギーを音楽として放出することで生きている彼らを見ていると、音楽に魂を宿す本物の芸術家というのはこういうものかと感心するばかりです。