これぞコルシカ人。あまりに嬉しくておかしくて懐かしくて、失礼だけどなぜか会った瞬間に笑ってしまった。
彼の一挙一動に異常なほどの興味をそそられる。彼は何を見て、何を考えているのか。
私はコルシカ人ではない。でもオルサッティおじさんを見ていると、懐かしい人に会えたような感覚を覚えるのはなぜ?このおじさん、一体何者?
ぶっきらぼうな態度で、自分の言いたいことだけを言う。質問の答えはまず返ってこないと思った方がいい。かといって、耳が悪いとか、意地悪とかそういうわけではない。世の中には自分が持ってるスケールでは計り知れない人も存在するということだ。
「この無骨で頑固なコルシカ親父は、官能の蜂蜜を作っている」
ウソみたいな、ホントの話。
ほら口を開けて、と言われ恐る恐る口を開くと、蜂蜜がたっぷりスクープされたスプーンを突っ込まれた。その瞬間、体中の細胞がざわめき鳥肌を立てる。すごい!まだじっくりと蜂蜜を味わう心の準備ができてなかったのに、こんなサプライズちょっと悔しい。
このぶっきらぼうなおじさんが、こんな繊細で甘美な官能の世界を作り上げているとは。彼のイメージと蜂蜜の味のあまりに極端なコントラストに、セクシーさすら感じてしまった。